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層雲峡ロープウェイ 黒岳 紅葉 雲海 北海道観光スポット

2025/10/12

層雲峡ロープウェイ(黒岳)完全ガイド|料金・アクセス・紅葉・雲海・見どころ

北海道・上川郡の奥深い山里、層雲峡温泉から空へと伸びる道。そこには、地上と山頂を結ぶロープウェイがあり、自然の物語を上空から辿る旅が待っています。
これが「黒岳ロープウェイ(大雪山層雲峡 黒岳ロープウェイ)」

空を歩くように、四季の風景を抱きとめてくれる観光路線です。


1. 黒岳ロープウェイの基礎データ(公式データ出典)

項目内容
距離約 1,650 m(ロープウェイ区間)
所要時間約 7分(片道)
運行間隔20分間隔(通常時)
料金(ロープウェイ)往復:大人 3,000円/小学生 1,500円、片道:大人 1,800円/小学生 900円
リフト利用(5合目~7合目)往復:大人 1,200円/小学生 600円、片道:大人 800円/小学生 400円
セット運賃(ロープウェイ+リフト、夏季限定)往復:大人 3,900円/小学生 1,950円、片道:大人 2,400円/小学生 1,200円
営業時間(例)6月21日~9月30日:6:00~18:00、10月1日~15日:7:00~17:00、10月16日~11月9日:8:00~16:00
冬期整備運休2025年11月10日~11月30日整備運休/2026年3月2日~3月19日整備運休
駐車場約 60台/無料(山麓駅付近)
所在地北海道上川郡上川町層雲峡温泉
電話01658–5–3031

注意: 料金・運行時間などは季節・天候・整備状況で変更されます。訪問前には公式サイトで最新情報をご確認ください。


2. ロープウェイ体験の流れ:谷から空へ、散策と高原風景をつなぐ旅

出発 ~ 空中散歩

乗車する層雲峡山麓駅は、渓谷沿いに位置し、乗り場からすでに自然の雰囲気。
ゴンドラに乗ると、視界は徐々に変わります。木立をすり抜け、谷底の滝や渓流を遠ざけながら、空へ昇る感覚が胸をくすぐります。
約7分間、静かな浮遊体験を楽しむ時間。

5合目駅到着 ~ 景色と散策

ゴンドラを降りると、標高約1,300メートルの世界。
駅上部には「ネイチャーテラス」があり、360°パノラマが広がります。ここは入場無料、ゆったりと風景を味わえる場所です。
また、駅周辺には軽い散策路(約30分程度)も整備されており、高山植物や岩場風景を眺めながら歩けます。

続けてリフトで上へ(夏季限定)

夏期営業時は、5合目駅からリフトで7合目まで登れます(約15分)。
そこからの眺めはさらに開け、残雪の山肌、稜線の景観、高山植物の庭園風景が混ざり合う空間が広がります。
リフトは、ロープウェイより30分遅く運行開始、30分早く終了する運用が基本。


3. 四季別おすすめ体験:自然が語る季節の色

春・初夏(5~6月)

雪解けと新葉のコントラストが美しく、残雪が残る中に芽吹く植物が旅人の目を引き寄せます。
高山植物も徐々に姿を現し、イワウメやチングルマ、ミネズオウなどが彩りを添えます。
この時期の朝便は空気が澄み、空中散歩が一層爽快に感じられます。

真夏(7~8月)

夏の黒岳は花の季節。ペアリフト周辺では7合目近くにウコンウツギをはじめ多くの高山植物が群生しています。
石室(頂上直下の避難小屋)へ向かうルートも人気。「黒岳山頂+石室」コースを組む人も多く、山歩きと空中の組み合わせが楽しめます。
見晴らしも絶好。晴れていれば遠方の山並みから残雪の山頂まで見渡せる展望が広がります。

秋(9月中旬〜10月上旬)

黒岳は日本最速紅葉スポットの一つとされ、山肌が色づく速度が早いです。
特に10月上旬までのロープウェイ期間中は、秋色 + 青空 + 山並みのコントラストが映える景色。
早朝には誘われるように空を覆う雲海が見られることもあり、雲の波を見下ろす体験ができます。

冬(12月以降)

11月中旬〜月末は整備運休期間に入ることが多く、ロープウェイは停止します。
ただし冬山スキーとの併用運行やリフト運行の試みもあり、冬期登山・スキー利用者には特別な利用形態が用意されることもあります。
ただし天候・積雪状況が大きく左右するため、最新情報確認が不可欠です。


4. 黒岳散策スポットと植物・地形の魅力

ロックガーデン/高山植物の宝庫

黒岳麓には「ロックガーデン」と呼ばれる岩場帯があり、100種近い高山植物が自生すると伝えられています。
6月〜8月にかけて、チングルマ、エゾムラサキツツジ、ミヤマキンポウゲ、ウコンウツギなどが競うように咲き、花の庭園のような彩りを見せます。

カムイの森のみち & 滝展望台

5合目から歩ける散策路には「黒岳カムイの森のみち」があります(片道340m、約15分)。終点には「あまりょうの滝展望台」が広がり、尾根から渓谷を眺められます。
この道沿いには、岩の裂け目・自然木・地形の変化が楽しめ、写真愛好者にとって魅力的な撮影スポットとなります。

凍裂の木・まねき岩・高松台

黒岳には、寒風で幹が割れた「凍裂の木」や、岩壁に張り付くような「まねき岩」、そして眺望点「高松台」など、地形的特徴も豊かです。
特に高松台からは黒岳を正面に見る構図が得やすく、朝夕の光線が映える場所として知られています。


5. 旅のプランニング&おすすめ時間帯

朝便で雲海・紅葉の狙い目

始発便(6時台)を利用すると、まだ空気が澄んだ時間帯で、谷間から湧く靄(雲海)を見られる可能性が高まります。
紅葉期には日の出直後~7時台が最も鮮やかに映え、ガイドツアーもこの時間を意図して運行されることがあります。

午後の落ち着いた空気と光線

午後になると観光客も増えるため、静かな時間を求めるなら12〜14時台が狙い目です。光線も柔らかくなり、風景の陰影が豊かになって写真に映えます。

季節・曜日を意識して混雑を避ける

紅葉ピーク時・連休・土日祝は混雑しやすいので、平日午前がおすすめです。
また、天気が急変しやすい山域なので、天気予報・風速報をチェックしておきたいです。


6. 注意点・持ち物・安全対策

  • 天候変化に備える服装
     標高差と風により体感温度が低め。 防風・保温性のある上着、レインウェアも携帯を。
  • 脚力・体力配分
     5合目以降は散策路・リフト利用・登山ルートに挑戦する人も。体調に応じて無理は禁物。
  • 視界・運行停止リスク
     強風・降雪・濃霧などで運休・減便になる可能性大。特に秋以降は運休日が増える傾向。
  • トイレ・休憩拠点
     第一次便到着前・5合目駅などで済ませておくと安心。以降の区間でトイレ設備は限定的。
  • 高山植物保護
     植物の踏みつけ防止に歩道に従う。花を摘んだり植物を持ち帰る行為は許可されません。
  • 野生動物との遭遇注意
     地域にはヒグマ・エゾシカ・キタキツネなども出没。早朝・夕暮れ時は注意を。

7.外部リンク

黒岳ロープウェイの運行情報や最新の営業時間は、 りんゆう観光公式サイトをご覧ください。

層雲峡温泉街や周辺の観光マップは 層雲峡観光協会公式サイトでも詳しく紹介されています。

紅葉時期の安全登山・植物保護に関する環境データは 環境省 大雪山国立公園ページを参考にしてください。


この記事は、北海道旭川市の「9Cホテル旭川」公式サイト編集担当が作成しました。
旭川駅から層雲峡までのアクセスや、宿泊・観光プランのご相談はお気軽にどうぞ。
👉 9Cホテル旭川 公式サイト

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